積水ハウス標準装備・標準仕様2024年版を徹底解説

積水ハウスの標準仕様・標準設備

積水ハウスで選べる標準仕様は何かについて、キッチン・お風呂・トイレ・外壁・窓・床材・建具・断熱性・構造・耐震性・換気システム・庭別にまとめました。

積水ハウスは鉄骨・木造住宅どちらも選べるハウスメーカーです。

  • 積水ハウスの標準仕様は?
  • オプションが必要で結局高くならない?

そんなお悩みを解消するために、この記事ではカタログや口コミを調査して、積水ハウスの標準仕様をわかりやすくまとめました。

とくに構造や耐震性、外壁の標準仕様は「積水ハウスらしさ」が感じられるので、あなたの理想の家のイメージと合っているか、しっかりとチェックしておきましょう。

カタログが圧倒的にわかりやすいです!

積水ハウスの標準仕様を知るには、無料で請求できるカタログを見るのが一番です。

積水ハウスのカタログ例:外壁の標準仕様

積水ハウスのカタログがとても詳しく解説しているので、「必ず」手に入れておきましょう

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目次

キッチンの標準仕様

積水ハウスのキッチンの標準仕様は2社から選べます。

  • Panasonic「ラクシーナ」
  • クリナップ「ステディア」

2社の比較をまとめると以下のとおりです。

キッチンの標準仕様
画像:Panasonic・クリナップ
メーカー価格帯特徴
Panasonic106万円〜人造大理石カウンター
有機ガラス系のお手入れしやすいシンク
シンク下にクッキングコンセント
クリナップ約70万円〜ステンレスワークトップ
デュアルトップ対面で開放的だけど手元が隠せる

どちらも最上位モデルではありませんが、家事のしやすさとデザイン性の高さ両方を兼ね備えたキッチンです。

デザインの選択肢も多いので、標準仕様でも好みのインテリアに合わせたキッチンが選べます。

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お風呂の標準仕様

積水ハウスのお風呂の標準仕様は、積水ホームテクノの「バスサルーン」です。

他のハウスメーカーと違い、積水グループ会社の商品が採用されていることが特徴です。

お風呂の標準仕様
画像:積水ホームテクノ
モデル価格帯特徴
バスサルーンEscort109万円〜洗い場が広くなるウェイビー浴槽
高断熱床・浴槽で省エネ性が高い
グッドデザイン賞受賞

とくに特徴的なのは浴槽の形。曲線のデザインが取り入れられたウェイビー浴槽は、同じ広さの浴室でも洗い場を大きく確保できます。

お風呂の標準仕様
画像:積水ホームテクノ

お掃除のしやすさや使いやすさにも配慮された設備も整っています。

強いこだわりがなければ標準仕様で満足できるお風呂になるといえるでしょう。

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トイレの標準仕様 

積水ハウスのトイレは、TOTOとLIXILの2社が標準仕様で選べます。

  • TOTO
  • LIXIL
トイレの標準仕様 
画像:LIXIL

TOTO・LIXILともグレードは一般的なトイレです。

お掃除のしやすさ・使いやすさとも大きな差はないので、好みで選べば大丈夫。

絶対にタンクレスがいい!などこだわりがある場合はオプションを選びましょう。

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外壁の標準仕様

積水ハウスの外壁はオリジナル仕様。標準仕様は、建物の構造により異なります。

  • 鉄骨1・2階建て:ダインコンクリート・セラブリッド
  • 鉄骨3・4階建て:シェルテックコンクリート・SC25セラミックウォール
  • 木造1〜3階建て:陶版外壁「ベルバーン」

それぞれの特徴を紹介します。

【鉄骨1・2階建て】ダインコンクリート・セラブリッド

標準仕様で選べるのは、ダインコンクリート・セラブリッドの2種類です。

ダインコンクリート

ダインコンクリート
画像:積水ハウス

ダインコンクリートの品質は、積水ハウスの外壁の中で最高レベル。

強さや耐火性に優れるだけでなく、デザイン性の高さもあるのがダインコンクリートの特徴です。

「タフクリア」という最先端の塗装技術が取り入れられているので、塗り替えサイクルは一般的な外壁の2倍の長さである30年。長期間美しさを保つという強みもあります。

セラブリッド

セラブリッド
画像:積水ハウス

セラブリッドは、セラミックを鉄板と鋼製の枠で補強して作られた、積水ハウスのオリジナル外壁です。

セラブリッドを採用するメリット

  • 軽量化に成功したので耐震性に優れる
  • 暴風などに耐える力の強さがある
  • 防火性が高い

セラブリッドにもダインコンクリートと同じ「タフクリア」という塗装技術が採用されているため、お手入れの期間は30年スパン。外壁の美しさを長期間保てます。

【鉄骨3・4階建て】シェルテックコンクリート・SC25セラミックウォール

鉄骨3・4階建ての標準仕様で選べるのは、シェルテックコンクリート・SC25セラミックウォールの2種類です。

シェルテックコンクリート

シェルテックコンクリート
画像:積水ハウス

軽くて、強くて、耐火性に優れる…シェルテックコンクリートは、積水ハウスが開発した高機能な外壁です。

強さの秘密は原材料。スペースシャトルの耐熱タイルにも使用されるケイ素を採用することで、一般的なコンクリートと比較して強度は2倍になります。

また「1時間耐火外壁」として国土交通省の認定を受けているほど耐火性能にも優れており、家を守る外壁として信頼できます。

SC25セラミック

SC25セラミック
画像:積水ハウス

鉄骨3・4階建ての標準仕様であるSC25セラミックの特徴は、セラミック素材の外壁に鋼製のフレームが備わっていることです。

セラミックは汚れがつきにくく、水に強いというメリットがあります。

加えて鋼製のフレームが加わることで経年変化による反りや歪みを防ぎ、高い品質を長期間保つことが可能です。

耐火性にも優れていて、国土交通大臣から防火構造外壁として認定を受けており、安心感もあります。

【木造1〜3階建て】陶版外壁「ベルバーン」

【木造1〜3階建て】陶版外壁「ベルバーン」
画像:積水ハウス

木造住宅の標準仕様として採用された陶版外壁「ベルバーン」の大きなメリットは、塗装が不要で色褪せがほとんどないことです。

その理由は、焼き物と同じ原理でつくられた外壁だから。釉薬を焼き付けて色をつけているので、紫外線を浴びても色褪せないというメリットとなります。

陶版外壁のメリットは耐久性だけでなく「木造住宅ならではの温かみにも調和すること」があります。

自然の温もりを感じられるような家づくりを目指す人におすすめです。

メンテナンスもしやすそうですね

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窓の標準仕様

窓の標準仕様
画像:積水ハウス

積水ハウスの窓の標準仕様はSAJサッシです。

SAJサッシとは超高断熱アルミ樹脂複合サッシのことで、一般的なアルミ樹脂複合サッシと比較すると約1.4倍の断熱性の高さがあります。

窓の標準仕様
画像:積水ハウス

窓の構造は以下の通りです。

  • 外側に面した方は、紫外線に強いアルミ
  • 内側に面した方は断熱性の高い樹脂
  • 中間はアルゴンガス入り

積水ハウスは断熱性に大きく影響する窓の標準仕様にこだわり、水準の高さは業界で最高レベル。省エネ性の高い家づくりができます。

建てた後の電気代にも差が出そうですね

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床材の標準仕様

積水ハウスの床は、朝日ウッドテックの突板のフローリング材が標準仕様です。

床材の標準仕様
画像:積水ハウス

突板フローリング材とは、合板などの基材に約0.2mmの無垢材を貼り付けた複合フローリングの1つ。

  • 無垢材よりも扱いやすい
  • シートタイプのフローリングより高級感がある
  • 床暖房に対応している

このように、無垢材とシートタイプの欠点を補うメリットがあります。

建売住宅ではシートタイプのフローリング材が使われていることも多いので、標準仕様で突板フローリングが選べるのは嬉しいポイントです。

あなたのお住まいの地域について、より詳しく知りたいならカタログ請求が確実です

建具の標準仕様

積水ハウスの玄関ドアに関する情報は少なかったのですが、オリジナルのドアが採用されているようです。

調査したところ、グレードにより価格は異なりますが、ドアそのものはYKK APなどの大手メーカーが手がけているとの口コミも見かけました。

親子扉や片開きなど、家の雰囲気や広さに合わせたセレクトが可能です。

建具の標準仕様
画像:積水ハウス

また、防犯対策も考えられていて、便利な防犯システムが選べる仕様となっています。

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断熱性の標準仕様

積水ハウスの鉄骨住宅の断熱性は「ぐるりん断熱」が標準仕様です。

国土交通省の品確法性能表示制度で高い基準である「等級5」が標準仕様で実現します。

断熱性の標準仕様
画像:積水ハウス

積水ハウスのオリジナル仕様である「ぐるりん断熱」は、断熱材を効果的に使うことで「夏は涼しく、冬は暖かい」家づくりを可能にします。

  • 天井

壁の鉄骨柱や天井裏の梁下などに断熱材を敷き詰めることで、わずかなすき間も逃さず高い断熱性が維持できます。

断熱性の高い家は省エネにもなるので、家の維持コストの節約が可能です。

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構造の標準仕様

積水ハウスの構造の標準仕様は、建物の構造により3種類あります。

  • 鉄骨1・2階建て:ダイナミックフレーム・システム
  • 鉄骨3・4階建て:フレキシブルβシステム
  • 木造1〜3階建て:シャーウッド構法

どの構法も、積水ハウスが独自開発したもの。

強くて耐震性に優れている上に間取りの自由度が高く、高性能な構造であることが特徴です。

積水ハウスの構造の標準仕様は、開放感のある間取りを希望する人におすすめです

【鉄骨1・2階】ダイナミックフレーム・システム

【鉄骨1・2階】ダイナミックフレーム・システム
画像:積水ハウス

鉄骨1・2階建てに採用されたダイナミックフレーム・システムは、強度の高さが特徴です。

標準の梁と比較して、5倍/10倍強度がある「ダイナビックビームR/K」という梁を採用。

梁が強いと柱の数を減らせるので、間取りの自由度が高くなります。

  • 柱なしの30帖のリビング
  • 1階天井高2700mm・2階天井高2470mm
  • 最大8m幅の吹き抜け空間
  • 2階の床を180mm下げたこもり感のあるリビング

高い耐震性を守りながら、開放感ある間取りが可能となるのは、積水ハウスならではの特徴です。

【鉄骨3・4階】フレキシブルβシステム

【鉄骨3・4階】フレキシブルβシステム
画像:積水ハウス

鉄骨3・4階建てに採用されている構造の標準仕様はフレキシブルβシステム。

フレキシブルβシステムは、高層ビルと同じ耐震基準で設計されているのが特徴です。

一般的に採用されるラーメン構造では、1階から最上階まで「通し柱」の構造をとり、地震に強くするために梁と柱を溶接するので柱の位置を動かせず、間取りの自由度が下がることがネックでした。

【鉄骨3・4階】フレキシブルβシステム
画像;積水ハウス

積水ハウスは、通し柱が不要で、階ごとに柱の位置を自由に動かせる「フレキシブルβシステム」を独自開発。

耐震性への信頼度は変わらず、自由な間取りでの家づくりが可能です。

【木造1〜3階建】シャーウッド構法

【木造1〜3階建】シャーウッド構法
画像:積水ハウス

積水ハウスの木造住宅の構造は、独自開発のシャーウッド構法が標準仕様です。

特徴は、2つの構法のメリットをかけ合わせたハイブリッド構法であること。

  • モノコック構造:強い耐力壁で地震などの力に耐える
  • ラーメン構造:開口部を大きくとれる

モノコック構造とラーメン構造のメリットを活かしたシャーウッド構法は「地震に強く、開口部の広い間取り」が可能となり、居心地のいい開放的なリビングや部屋を設計できます。

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耐震性の標準仕様

積水ハウスの家は、鉄骨・木造どちらでも標準仕様で耐震性の高い家づくりができます。

その実力は、実大モデルで繰り返し行ってきた実験でも実証済み。耐震等級3以上が標準仕様で採用されています。

  • 鉄骨1・2階建て:シーカス
  • 鉄骨3・4階建て:フレキシブルβシステム
  • 木造1〜3階建て:基礎ダイレクトジョイント・メタルジョイント接合システム

それぞれの特徴を紹介します。

【鉄骨1・2階建て】シーカス

【鉄骨1・2階建て】シーカス
画像:積水ハウス

鉄骨1・2階建ての標準仕様に採用された「シーカス」は、積水ハウスが10年以上研究して開発した制震システムです。

地震で構造に受けたエネルギーを熱に変え放散することで、地震の揺れを逃してくれます。

シーカスダンパーは、震度7クラスの地震に耐える力があります。

地震が起こったとき、家の変形量が従来と比較して半分以下となるほどの強さです。

また、使われているゴムは100年ももつほど耐久性があるので、長く安心して住める家づくりができます。

【鉄骨3・4階建て】フレキシブルβシステム

【鉄骨3・4階建て】フレキシブルβシステム
画像:積水ハウス

鉄骨3・4階建ての構造である「フレキシブルβシステム」の耐震基準は、高さ60mの高層ビルと同じレベルです。

柱と梁の接合部分には高層ビルを建てるときと同じ「ハイテンションボルト」を採用。大地震が起きたときは、強い構造と布基礎で揺れから家を守ります。

また、地震への対策として外壁の取り付け方法にも工夫があります。

通常、強い揺れが起こると、外壁はひび割れや脱落が起こりやすくなりますが、積水ハウスは、構造と同じく外壁にも高層ビルと同じ考え方の取り付け方法を採用。金具の付け方に工夫があるので、揺れが起こったときに力を逃し、ひび割れや脱落を防ぐ効果が期待できます。

【木造1〜3階建て】基礎ダイレクトジョイント・メタルジョイント接合システム

【木造1〜3階建て】基礎ダイレクトジョイント・メタルジョイント接合システム
画像:積水ハウス

積水ハウスの木造住宅は、震度7を想定した揺れにも耐えられる強さがあります。

その理由は積水ハウスが標準仕様で採用している2つのシステムが、木造住宅の耐震性に対する弱点を解消したからです。

2つのシステムとは「​​MJ(メタルジョイント)接合システム」「基礎ダイレクトジョイント」のことで、柱と梁を独自開発した構造用金物で直接連結します。

鉄骨の住宅に強みと実績がある積水ハウスが、その技術を活用して研究を重ねた結果、木造住宅の標準仕様にも、耐震性の高さを取り入れることが可能となりました。

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換気システムの標準仕様

積水ハウスは「人に優しい暮らし」を大切にしていて、家の中に流れる空気の質にもこだわりがあります。

換気システムの標準仕様は、4種類から選べます。

換気システムの標準仕様
換気システムの標準仕様
画像:積水ハウス
  • 熱交換タイプ
  • 全館空調タイプ
  • 全館調湿タイプ
  • 自然換気タイプ

特徴をまとめると以下の通りです。

タイプ熱交換空気清浄温度差対応調湿機能システム全館対応省エネ
熱交換あり花粉PM2.5ヒートショックなしなし
全館空調あり花粉冷暖房ヒートショック加湿除湿あり
全館調湿なし花粉ヒートショック加湿除湿あり
自然換気なしなしなしなしなし

お住まいの地域の特性や、どんなシステムを希望するかで「我が家にあった換気システム」が選べます。

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庭の標準仕様

庭の標準仕様
画像:積水ハウス

積水ハウスは「人と環境にやさしい暮らし」を敷地全体でデザインすることを大切にしており、その考え方は庭づくりにも反映されています。

標準仕様ではありませんが、積水ハウスが環境への貢献活動として力を入れているのが「5本の樹」という仕様です。

積水ハウスの「5本の樹」

積水ハウスの「5本の樹」
画像:積水ハウス
  • 地域に合わせたパッケージ「庭木セレクトブック」から5本の樹を選べる
  • 住む人はリーズナブルに5本の植樹ができる
  • 積水ハウスは社会貢献活動ができる

家づくりをするときに「我が家のシンボルツリー」を取り入れたいと考える人におすすめなのが「5本の樹」です。

積水ハウスが社会貢献活動の意味もこめて提供しているプランなので、お得な価格で庭木を取り入れられます。

ラインナップは地域によって異なりますが「3本は鳥のために、2本は蝶のために」が共通のコンセプト。自然を身近に感じられるような庭づくりができます。

積水ハウスは「住まいの参観日」などのキャンペーンを開催しており、実際に積水ハウスで建てた人の家を見るチャンスがあります。お庭が気になる人は、積水ハウスオーナーさんに直接相談してみてもいいですね。

積水ハウスの標準仕様・詳しい情報を知る方法

標準仕様を正確に知りたい人は、LIFULL HOME’Sで積水ハウスの無料カタログを請求するのが一番

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カタログ請求は完全無料なので安心です。

カタログを請求する手順は以下のとおり。

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カタログを請求する手順

STEP

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建築予定エリアで住所を選択

地域によっては積水ハウスが出てこない場所があります。

その場合は地域を選びなおせばOKです。

STEP
ハウスメーカー選択画面で「積水ハウス」を選択

ハウスメーカー選択画面で「積水ハウス」を選択

積水ハウスを選択し、自分の現在住所を入力したら終了です。

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そのほかのハウスメーカーの標準仕様が気になる人は、以下まとめも参考にしてみてくださいね。

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