- 1cm・2cm・3cm・4cmの時の低温調理ステーキの加熱時間は何度が適切?
- 55度・56度・57度・58度・60度の時の加熱時間は?
- 中心まで火が通るのにかかる時間、実際に検証した結果
- 低温調理ステーキのレシピは?
- おすすめの低温調理器は?
理由をこの記事で詳しく解説
- 58度がミディアムレアでおいしく食べられるから
- 安全に食べるためには、中心部を58度で28分加熱することが必要だから
この記事では低温調理にハマって30回以上トライして導き出した、最適な加熱時間と温度・レシピを解説します。
低温調理器で一番おすすめなのは、僕も愛用のエンペラータマリンです。
低温調理器の中でもハイパワーの1200Wでムラなく、あっという間に加熱できちゃいます。
しかも、初心者にも安心なシンプル操作でほったらかし調理ができるので、僕も愛用しています。
もちろん低温調理に必要な機能はバッチリ備えていて、初心者から上級者までおすすめです
関連 低温調理器エンペラータマリンを使ってみたレビュー!
厚さ別の低温調理ステーキの最適な加熱時間
以下の表で、厚さごとに適切な加熱時間をまとめました。
牛肉の厚さ | 58度での牛肉の加熱時間 |
---|---|
1cm | 1時間30分 |
2cm | 2時間 |
3cm | 2時間40分 |
4cm | 3時間40分 |
牛肉の低温調理ステーキで、安全かつ美味しく食べられる加熱温度は58度です。
そして、牛肉を安全に食べるためには、中心部を58度で28分加熱することが必要です。ただし、牛肉の厚さによって中心部が目標温度に到達するまでの時間が異なるため、加熱時間に差が出るということになるんです。※厚生労働省の規格基準より
温度別の最適な加熱時間
厚さ3cmの場合での、ステーキ肉の温度別での加熱時間を解説します。
- 55度:5時間
- 56度:4時間
- 57度:3時間
- 58度:2時間半
- 60度:2時間
温度が低くなればなるほど、調理のかかる時間も増えていきます。
それぞれやってみて、55度~58度はそれほど食感は変わらないので、58度で調理したら良いのではないかと思います。
58度でもこんなにジューシーに仕上がります!
低温調理ステーキの1cmと3cmで中心部までの目標温度到達までの時間を検証
しっかりと殺菌するために中心部まで加熱することが必要です。そこで、中心部分がちゃんと加熱されるまでにかかる時間を、実際に検証してみました。
- 厚さ:1cmと3cm
- 設定温度:58度
こちらが、厚さ3㎝と1㎝の低温調理ステーキをそれぞれ焼いたものを並べた写真ですが、3cmの方はしっかりとレアに仕上がっています。一方1cmの方は、同じ温度で加熱したのに赤い色の部分が少なめです。
次に、それぞれの厚さごとの加熱の検証結果を解説します。
厚さ1cm・58度で検証
スタート時点では10度でした。ここから時間ごとに温度を確認していきます。
15分後
15分ほど経つと、人の体温に近づいていることが分かります。
30分後
30分経過しても、まだ設定温度に到達していません。この状態だと殺菌されたとは言えませんね。
1時間後
1時間でようやく設定温度の58度に到達しました。ここから28分加熱が必要になりますので、このまま加熱していきます。
1時間半後
完成しました。1cmだと変色しない温度で加熱はしていますが、1cmだと薄すぎてピンク色の部分が少な目です。
どうしても表面部分は変色しちゃうので、ピンク色の部分が少なくなっちゃいます。
厚さ3cm・58度で検証
厚さ3cmの肉で、58度になるまでの時間を検証しながら、低温調理ステーキを作っていきます。
15分後
分厚いのでなかなか加熱されません。
30分後
30分経過して、ようやくお風呂のお湯ぐらいの温度になってきました。
1時間後
厚さ1cmの時と違い、1時間経過しても設定温度に到達しません。そして、ここからが長いんです…。
2時間後
2時間経過して、やっと肉の内部が設定温度と同じ58度に到達しました。ここから28分加熱が必要なので、30分ほど加熱していきます。
2時間半後
低温調理ステーキのレシピ
低温調理ステーキのレシピを解説します。
手順①:塩・コショウを振る
まず最初に塩コショウを振り、キッチンペーパー1時間ほど寝かせます。もし可能であれば一晩寝かせると、よりいいです。
塩をかけるのは下味だけでなく、たんぱく質と塩が結び付いて、肉汁が流れ出にくくする効果もあります。
塩振りは味付け以外でも大事な作業ですので、忘れずにやってください
一晩寝かせると、塩が肉全体に染みわたって身が程よく締まり、臭みの原因となる余分な水分(ドリップ)が抜けます。これで加熱準備OKです。
このひと手間が、美味しい低温調理ステーキを作るのにとても大事です
手順②:ジップロックに入れて肉をセット
下味をつけたステーキ肉をジップロックに入れ、鍋にセットします。
安いプライベートブランドのフリーザーバッグもありますが、耐熱温度が低くて破れる恐れがあるので、ジップロックにしておいた方がいいです。
手順③:低温調理で加熱
低温調理で加熱を開始します。低温調理器をつかう場合、セットしてボタンを押して放置すればいいので簡単です。
こちらの写真は肉の内部の温度を測定していますが、なかなか設定温度には到達しないので、しっかりと決められた時間通りに加熱しましょう。
手順④:フライパンで焼き目をつける
加熱が完了したら、フライパンで焼き目を付けます。油を引いて加熱したフライパンでステーキ肉の表面をサッと焼きます。
手順⑤:カットをして完成
カットした図です。レアさが残っていてジューシーに仕上がりました。カットした時にはそれほど肉汁が出ていませんが、低温調理したおかげで、しっかりを水分を肉の中に保持してくれているからです。
一口食べたら肉汁がすごかったです…!
おすすめの低温調理器
低温調理ローストビーフに欠かせないのが低温調理器。
ローストビーフ以外でもいろんな素材を調理できるので、一つ持っておくと料理の幅が広がって便利です。
幸福度が爆上がりする調理家電です。本当に買って良かったです
次に、おすすめ順に低温調理器を紹介します!
1位:エンペラータマリン
迷ったらエンペラータマリンを買っておけば間違いありません。
- ハイパワーの1200Wで素早く温まる
- 自立式スタンド
(スタンドはメチャクチャ便利でイチオシ!) - 初心者にも安心なシンプル操作
(上級者にももちろんおすすめ)
僕がこれが一番いいと思っている理由は、
①シンプル操作で使いやすいことと、②自立スタンドだからです。
特に自立スタンドのおかげで、鍋に入れた時にクリップで固定する必要もないですし、終わった後に保管する時も小さいスペースで立たせておけばいいので、超楽です。
他の低温調理器には、こういう便利な部分はなかったりするので、めちゃくちゃいいですよ~~。もう超好きです。
エンペラータマリンは、値段と機能と便利さのバランスを兼ね備えているので、自信を持っておすすめできます。
公式 低温調理器エンペラータマリン関連 低温調理器エンペラータマリンを使ってみたレビュー!
2位:ボニーク(BONIQ)
低温調理器具でハイエンド品として有名なのがBONIQ。
エンペラータマリンとの違い
- 黒カラーあり(エンペラータマリンは白のみ)
- パワーは1000Wでエンペラータマリンの方がハイパワー
- アプリ連携あり(エンペラータマリンには無し)
ただ、正直低温調理でアプリ連携は使わないです。最初に加熱温度と時間を設定したら、あとはひたすら放置なので。
ただ、公式サイトではレシピが充実していたり、低温調理にかける情熱を感じます。
3位:アイリスオーヤマ
安く済ませたいならこちら。安いと言ってもエンペラータマリンとそんなに価格は変わりません。
よくある疑問
よくある疑問をまとめました。
- 低温調理ステーキのロースト温度は何度?
-
58度が適しています。
- 低温調理のやり方は?
-
ジップロックに入れて低温調理器で加熱したらOKです。
- ザブトンステーキの美味しい焼き方は?
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他の部位であっても低温調理レシピ解説の通りで、調理方法は同じで大丈夫です。