トイレは窓なしで後悔なし|換気・暗さは問題なしで明かり窓はいらない

トイレ窓なし
  • トイレは窓なしで大丈夫?窓のないトイレってあり?
  • トイレに明かり窓がないと暗くならない?
  • 窓なしトイレの換気は大丈夫?後悔しない?

トイレの窓についての悩みは、人によってさまざま。

窓のないトイレの換気

ウチは換気と採光のために必要かなと思って窓を付けましたが…今思えば窓は要りませんでした。

実はトイレで窓が必要な場面ってほとんどないですし、むしろ窓があることでデメリットがあることに新築後に気づきました

この記事では、これからトイレの間取りを検討している人に向けて、窓がなくてもいい理由7つを解説します。

→ご自身が検討中の間取りで、窓が必要かどうかを判断することができます。

もし窓が一つ削減できたら一気に数万~10万近くコストダウンすることも可能です。とても大きな金額ですよね。窓ってそれだけ高額なんです。

この記事を読んで、トイレ窓に何を求めるかをしっかりと理解し、ご自身の家で本当に必要かどうかを考えて、納得いく家づくりをしましょう!

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間取りづくりで後悔しないためにするべきこと

目次

①窓なしのトイレは暗い?照明で十分、明かり窓はいらないかも

トイレに明かり窓はいらない

照明だけでも十分な明かりの量を確保できるので、わざわざそのために明かり窓をつけなくても大丈夫です。

トイレに窓が必要だと思っているほとんどの人が、窓がないと暗くなるからでは?となんとなく感じています。

ですが、トイレに必要な明かりの量は、窓がなくても照明でほとんどまかなえちゃいますし、照明を変えることでいくらでも調整できます。

僕が「窓なしトイレ」の賃貸に住んでいた時は、明るくておしゃれな照明につけかえていましたが、明るさは十分でした

「トイレに窓がないと、家が暗くなるのでは?」と心配されるかもしれませんが、トイレのドアを開けっ放しにして おくことはないですよね。

トイレのドアを開けて光を取り入れる前提で家を設計することはありませんし、トイレは使う時にだけ明るければよいので、ずっと明るい必要はありません。

②臭いやカビは?トイレの換気は換気扇を使うため問題なし

換気扇だけで十分に換気できるので、トイレの臭いはバッチリなくなりますし、ジメジメとしたカビっぽさも全く感じたことはないです。

トイレに窓が必要だと考えている理由として、採光の次に多いのが換気の問題です。

トイレに窓がないと、うまく換気できずに臭いが残り続けたり、カビが繁殖したりするんじゃないの?と心配する人がいるかと思います。

しかし、トイレの換気は基本的に換気扇を使って行うように設計されています。

ぶっちゃけ、ウチでは換気をするのに窓を一切使っていません

その理由を次に解説します。

トイレの換気扇の性能は十分

トイレについてる換気扇って大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、全然問題ありません。

ウチでは窓を使わずに標準の換気扇だけしか使ってないけど、困ったことはないです

それでももし心配なら、換気扇のタイプを強力なものにしたらOKです。

換気扇のタイプを変えるのは見積もりでいうとせいぜい数千円ですが、窓を追加すると万~十万単位で金額が増えちゃいます。

トイレの換気扇は「屋外に空気を排気する」ので、臭いが家中に流れることはない

換気扇はトイレの空気を「屋外」に排出してくれるので、換気としては理想的。窓だと逆にトイレの空気が家の中に流れ込むこともあり、換気としては逆効果です。

トイレで使う換気扇は、基本的に屋外に空気を逃がすタイプのものです。

もしこれが窓の場合だと、その日の気圧や風の向きによって、空気がトイレから屋外に出るときもあれば、トイレに流れ込んでくるときもあるでしょう。

そうすると、トイレの臭いが部屋中に入ってくることになります。せっかく換気したいのに、汚い空気が部屋に流れ込んできたら本末転倒ですよね…。

トイレで換気扇を使うのって、とても理にかなっているんです。

トイレで窓と換気扇を一緒に使うと換気性能が下がる

換気扇だけを使った方が、トイレの中の汚い空気を短時間で換気できます。窓を開けるのは逆に効果半減します。

空気を外に逃がすためには、

  • 空気を逃がすところ
  • 空気を取り入れるところ

を作って「空気の通り道」を作ってあげる必要があります。

換気扇だけを使った場合、「トイレの扉の下のスキマ」が空気を取り入れるところになって空気の通り道ができます。

けれど窓を開けてしまった場合、窓から空気が入ってきてしまうため、窓と換気扇の近くで空気がぐるぐる回ってうまく換気できません。

コレ知らない方が多いですが、窓を開けたらいいと思ったら逆効果になることもあるんですよね…

③近所が気になってトイレの窓を開けることが少なくなった

窓を開放したくても、近所の人の気配が気になって窓を開けなくなります。

換気扇を使わずに、窓で自然に換気したいという場面もあるかもれませんが、窓を開けるとトイレの音が外に漏れることになります。

ウチの場合、トイレの外側が隣家の庭の近くなのですが、外でお子さんたちが遊んでたり、人がいる場合はさすがに窓を開けて用を足すことはできません…。

そんなことを毎回気にしないといけなくなるのがイヤで、窓を開けなくなってしまいました。

窓を思いっきり開放したくなるときって確かにあるんですが、それ以上に近所の人にプライベートを知られなくない、という気持ちの方が勝ってしまうんですよね…。

近所の人からしても、他人の家のプライベート、しかもトイレ事情について知りたいなんて思わないですからね。

④窓なしのトイレは夏は暑い?換気扇でマシになります

トイレの暑さ対策には、窓を閉めて換気扇を回して部屋の中の涼しい空気をトイレに流す方法がベストです。

窓がないと風を通せないから、夏は暑くなるのでは?と思いますが、窓があったとしても涼しくはなりませんでした。

今は外気温がものすごく高いので、窓を思いっきり開放したとしてもトイレの気温はさほど低くなりません。

ウチでは真夏は完全に窓を閉め切っています。正直、換気扇だけの方が涼しいです。

換気扇を使うことで、部屋の中の涼しい空気をトイレに(若干ですが)流すことができるので、真夏だとしてもそちらの方が理にかなっていると感じています。

トイレで暑さが我慢できないなら冷風機やスポットクーラーもあり

どうしても換気だけでは暑さが我慢できないなら、スポットクーラーや冷風機を使うのも手です。

暑さのためだけに万~十万単位する窓を設置するぐらいなら、Amazonで数千円の冷風機を買った方がいいです。

最近は、スリムタイプや小型のタイプもあるので、それほど場所ともとらないものも多く出てきました。

⑤トイレに窓があると冬が寒すぎる(特に北側のトイレ)

冬場は窓のガラス面から「放射冷却」の冷気が、背中からお尻などの露出した肌に直撃してものすごく凍えます。

たとえ窓を開けなかったとしても、ガラスからすごい量の冷気を感じるので、冬場はめちゃくちゃ寒いです。

寒いだけならまだしも用を足してる最中の肌を露出している部分に冷気が当たるので、すごく凍えます…。

ウチはトイレ窓が北面なので特にそうです。冬場は窓入らないなぁといつも感じます…。

そこで、トイレに暖房(ファンヒーター)をつけ足そうとしましたが、今度はトイレのコンセントの問題が出てきました。

意外と盲点なので、こちらも要チェックです。

寒さがダメな人は窓と合わせて床選びも重要です。特に床をタイルにすると、放射冷却があって足元から冷えます。窓+タイル床にすると結構寒いなと思います。

寒さを考える上で床選びも重要ですので、床選びの解説記事もチェックしておきましょう。

⑥窓なしのトイレの方が防犯上は有利

窓があると泥棒の侵入経路になりえますので、どうしても防ぎたいなら窓なしかFIX窓にしましょう。

窓の種類はこちらでまとめていますが、よく使われるのは「滑り出し窓」「FIX窓」です。

滑り出し窓は換気目的でつけられますが、格子がつけにくかったり防犯上不利な点が多いです。

どうしてもトイレに採光で窓が欲しいならおすすめはFIX

どうしても窓をつけて部屋を明るくしたいのであれば、防犯ガラスをつけたFIX窓をするのがおすすめです。

FIX窓とは、ガラスが完全に窓枠に固定されているタイプの窓。開閉ができないので、窓をこじ開けて侵入することができません。

さらに防犯ガラスといって、ガラス自体に強度を持たせたタイプのガラスにすれば、割られるリスクもさらに減ります。

トイレに「室内窓」はどう?【注意点あり】

トイレの室内窓は、換気という面では微妙ですし、トイレの音が部屋の中に漏れるリスクがあるので要注意です。

トイレの室内窓というのは、トイレから家の中の他の空間の間におく窓のことです。

僕の実家は、まさにトイレに室内窓があったのですが(おしゃれ目的?)、家族が用を足すときに、トイレの室内窓を開けっ放しにすると廊下や部屋にまでトイレの音が聞こえてきてものすごく気まずかったです。

換気という面では空気の流れがいいとはいえず微妙なので、そこまでしてつける意味があるのかな?それならいい換気扇をつけた方がいいのでは?と感じます。

本当に実家のトイレの室内窓は要らなかったです

⑦トイレに窓があると、壁紙や設備が変色しやすい

トイレの窓からの日光を取り入れると、壁や設備が常に日に当たって変色しやすくなることを留意しておきましょう。

そもそもトイレは使う時にだけ明るければいいですし、必要な明かりの量は照明で調整が効くので、

それでも窓が欲しいという場合は、壁紙を白以外にしてみる、という手もあります。淡い色や木目調にするなど、おしゃれにこだわってみるのも面白いですね。

トイレの壁紙についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、併せてチェックしておきましょう。

一方、日光がなく暗いトイレだと観葉植物は置きにくい

消臭やおしゃれのために、トイレに観葉植物を置きたい人も多いですが、窓がないトイレだと微妙です。

なぜなら、(度合いの差はありますが)植物は日光を好み、完全に日光がない場所では植物は育たないからです。

窓なしトイレだと使用時以外は真っ暗になりますので、観葉植物を置くのは不向きです。

窓なしトイレではサボテンやパキラは微妙

観葉植物で人気のサボテンやパキラですが、窓なしトイレには置かない方がいいです。

例えばサボテンの育て方を調べると「日陰でもOK」って書いてありますが、「日陰=すごく弱い日光」のことで、完全な暗闇ではありません。

サボテンやパキラが日陰に強いといっても、完全に暗闇だとちゃんと育ちません。

もし置いたらどうなるかというと、光合成ができずに弱ってしまったり、光求めてひょろひょろ伸びだして見た目にも悪くなります。

「日陰に強い」から完全に締め切った所でもいいやーって、勘違いしがちなんですよね

トイレの消臭目的なら観葉植物より別の手段がいいです

観葉植物を消臭目的で置きたい人もいるかと思いますが、消臭剤など別の手段にした方がいいです。

そもそも観葉植物の消臭効果ってそれほどすごいわけではありません。

世話をする手間ひまやのことを考えるのであれば、アロマや消臭剤にこだわった方が良いです。

おしゃれ目的でフェイクの観葉植物をおくのはあり

どうしても観葉植物を置きたいのであれば、窓なしトイレならフェイクにした方がいいです。見た目的にも本物と区別がつかないものもありますし、何よりメンテナンスフリーです。

おしゃれをしたいのであれば、実際の植物にこだわらない方がいいです。

僕が窓なしトイレのマンションに住んでいた時は、フェイクの小さい観葉植物を置いてましたが、

ほぼノーメンテだしインテリア的にもおしゃれになっててとても良かったです。

トイレ窓のメリットとデメリット

トイレ窓について、メリットとデメリットを整理しておきましょう。

トイレ窓のメリット

メリット
デメリット
  • 開放感&採光できて、明るい雰囲気
  • 日光があるので、観葉植物を置くことができる
  • ガラスの放射冷却で冬は冷気がキツイ
  • 常時日光を浴びることで、壁紙や設備が変色する
  • 防犯上リスクがある
  • 窓が増える分、コストが上がる(万~10万単位)

こうしてまとめてみると、あまりメリットがないように見えますよね。

トイレ窓の間取りについての疑問

トイレ窓についての間取りの疑問、悩みについてまとめました。

窓なしトイレの風水・家相は大丈夫?

問題ないです。よく「トイレに窓がないと凶」と言われますが、トイレに窓がないから凶というよりかは、「空気の流れが悪いから凶」と解説されていることが多いです。

空気の流れを作る、つまり換気をするには換気扇をメインで使っているので、窓がなかったとしてもちゃんと換気できていれば凶ではありませんよね。

もちろん、空気の流れが悪いということはそもそも健康に良くありませんので、風水があろうとなかろうとしっかりと換気することが重要です。

階段下トイレで窓なしになっても大丈夫?

間取りの都合で窓がなかったり小さくなったとしても、換気さえしっかりできれば問題ありません。

また、採光の問題についても、しっかりと明るい照明をつければクリアできます。

間取りの都合上、階段下の限られた空間にトイレをつける提案があっても、上記が守られれば大丈夫です。その分、自分のこだわりのある所にスペースを割きましょう!

マンションの場合、ほとんどトイレに窓はついてないんけど…

マンションの場合は、間取りの都合上、トイレに窓をつけることはほとんどありませんが、換気さえしっかりしていれば全く問題ありません。

トイレの窓の種類・選び方は?サイズや位置は?上か下につける?

トイレでは、窓を開けるなら滑り出し窓、開けなくていいならFIX窓を選びます。

滑り出し窓とは(外部リンク)

FIX窓とは(外部リンク)

トイレに高窓や地窓ってどう?

高窓や地窓は、視線の位置をずらして光を取り入れることができますが、わざわざつける必要はないと考えています。

トイレに高窓や地窓がいらない理由
  • 視線と高さが違うということは掃除しにくい
  • トイレの明かりは照明で十分なのに手間ひまがかかる→コスパが悪い

トイレに地窓や高窓をつけるぐらいであれば、その数万円分のお金で他で使った方がいいです。

まとめ|トイレには窓は要らないし、無くても後悔はないです

トイレに窓が要らない7つの理由まとめ
  1. 照明で明るさは十分に確保できる
  2. 換気扇でしっかりと換気できる
  3. そもそも近所の目が気になって窓を開けなくなる
  4. 窓があっても涼しくならず、換気扇の方がまし
  5. ガラスの放射冷却で冬場は寒い
  6. 窓があると防犯上は不利
  7. 日光が常時当たると壁紙や設備が変色する
  8. トイレの明かりは照明で十分なのに手間ひまがかかる→コスパが悪い

これらトイレが不要な理由と、ご自身の状況とを照らし合わせてみてください。

自分たちの使い勝手がどうかをしっかりこだわって、普段の生活で不便を感じないかをしっかりチェックしてみましょう。

トイレに窓がついてることが多いので、「トイレに窓はつけないといけない」と思いがち。もちろん、窓があることで開放感があって雰囲気がいいなど、機能的以外にも良い面はもちろんあります。

それらを理解した上で、僕は必要ないと考えています。

トイレに限らず、自分の頭で考えて納得いく間取り作りに必要なのは、しっかりと自分たちがやりたいことを明確にすること。

いろいろありすぎて、自分の考えをどうやってまとめたらいいか分からない…

その方法とコツについてまとめましたので、間取りに迷っている人はこの方法で進めてみてください。

いい間取りを作るために絶対にやるべきこと

間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。

後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう

ハウスメーカーのカタログで間取りをたくさんチェック

いい間取りにするためには、間取り事例をいっぱい見ることが一番重要です。

そのために一番参考になるのがハウスメーカーのカタログ

なぜかというと、ハウスメーカーが自分のところで家を作ってもらいたいために家づくりのノウハウをカタログに結集させているからです。

ぶっちゃけて言うと、いわゆる住宅関係の本よりも、無料で手に入るカタログの方が充実しています。

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ハウスメーカーのカタログ。めちゃくちゃいっぱい間取りが載っています

こちらの画像のように、ハウスメーカーのカタログには、具体的な間取り事例がいっぱい載っています。

実際の施工例を見て、気になるところにマーク!

カタログであなたが好きな部分をマークして、「あなたが好きなイメージ」を固めましょう。

いくつかのカタログでこれを繰り返すことで、あなたが実現したい間取りのイメージが固まってきます。

カタログを手に入れる方法でおすすめなのは、LIFULL HOME'Sでハウスメーカーのカタログをまとめて取り寄せること。

ハウスメーカーのカタログが完全無料で手に入るのでおすすめの方法です。

カタログを見るだけで超ワクワクするので、絶対にやってみてください!

カタログを請求する手順

STEP

公式サイトにアクセスして「無料カタログをお取り寄せ」をタップ

STEP
建築予定エリアで住所を選択

地域によってはアイ工務店が出てこない場所がありますので、その場合は地域を選びなおせばOKです。

STEP
ハウスメーカー選択画面で気になるハウスメーカーを選択

一度に複数のハウスメーカーを選ぶことができます。あなたが気になるハウスメーカーを選択し、自分の現在住所を入力したら終了です。

好きなハウスメーカーのカタログを一気にたくさん手に入れられるので、絶対にやった方がいいです!

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